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フロン点検の完全ガイド

2025年4月3日

業務用エアコンを使用されている事業者の皆様、フロン点検でお困りではありませんか?実は、フロン点検には法律で定められた義務があり、適切な点検を実施しないと罰則の対象となる可能性も。この記事では、フロン点検の種類や頻度、点検方法、そして違反した場合の罰則まで、分かりやすく解説します。適切なフロン点検で、法令遵守と環境保全、そして事業の安定経営を目指しましょう。

フロン排出抑制法と点検の義務

フロン排出抑制法とは?

フロン排出抑制法は、地球温暖化の原因となるフロン類の排出を抑制し、地球環境を守るために制定された法律です。正式名称を「フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律」といいます。この法律は、フロン類の製造から廃棄までのライフサイクル全体にわたって、様々な規制を設けています。

  • 第一に、フロン類の製造・輸入・販売に関する規制があります。

  • 第二に、フロン類を使用する機器の管理に関する規制があります。具体的には、業務用エアコンや冷凍冷蔵庫などの機器の所有者に対し、適切な点検や整備、フロン類の回収などが義務付けられています。

  • 第三に、フロン類の廃棄に関する規制があります。フロン類を回収せずに機器を廃棄することは禁止されており、専門業者による適切な回収が義務付けられています。

この法律の目的は、フロン類の排出量を削減し、地球温暖化の進行を抑制することです。事業者の皆様は、この法律を遵守し、地球環境保全に貢献していく必要があります。

点検の義務化と罰則

フロン排出抑制法では、業務用エアコンなどのフロン類を使用する機器の所有者に対し、適切な点検を実施する義務を課しています。点検を怠ると、法令違反となり、罰則の対象となる可能性があります。

具体的には、

  • 簡易点検の未実施:管理者が行う簡易点検を怠った場合、状況に応じて罰金が科せられることがあります。

  • 定期点検の未実施:専門業者による定期点検を怠った場合、より高額な罰金が科せられる可能性があります。また、機器の使用停止命令が出されることもあります。

  • フロン類の漏えい放置:点検の結果、フロン類の漏えいが判明した場合、適切な修理やフロン類の回収を行わないと、罰則の対象となります。

このように、フロン点検を怠ることは、単に法律違反となるだけでなく、事業の継続にも悪影響を及ぼす可能性があります。罰則だけでなく、機器の故障や性能低下による経済的な損失も考えられます。適切な点検を実施し、これらのリスクを回避することが重要です。

対象となる機器と規模

フロン排出抑制法の点検義務の対象となる機器は、業務用エアコン、冷凍冷蔵庫、自動販売機など、フロン類が冷媒として使用されている様々な機器です。これらの機器の規模に関わらず、一定の条件を満たす場合は点検が義務付けられています。

主な対象機器は以下の通りです。

  • 業務用エアコン

  • 冷凍冷蔵庫

  • ショーケース

  • 自動販売機

  • その他、フロン類が冷媒として使用されている機器

点検義務の対象となる規模は、機器の種類や冷媒の種類、冷媒の量などによって異なります。具体的には、第一種特定製品に該当する機器が対象となります。第一種特定製品とは、フロン類が充填されており、かつ、フロン類の漏えいによる環境への影響が大きいと判断される機器のことです。詳細については、環境省のウェブサイトなどで確認できます。ご自身の事業で使用している機器が点検義務の対象となるかどうか、しっかりと確認しましょう。

簡易点検と定期点検の違い

業務用エアコンのフロン点検には、大きく分けて「簡易点検」と「定期点検」の2種類があります。それぞれの点検内容や実施頻度、点検を行う人などが異なります。ここでは、それぞれの違いを詳しく見ていきましょう。

簡易点検:管理者による点検項目と実施頻度

簡易点検は、フロン排出抑制法において、第一種特定製品の管理者自身が行うことが義務付けられています。点検の目的は、機器の異常を早期に発見し、フロン漏えいを未然に防ぐことです。

  • 点検項目:主に、運転状況の確認、冷媒配管や室外機の目視点検、温度や圧力などの測定を行います。

  • 実施頻度:原則として、月に1回以上の頻度で実施することが推奨されています。

  • 点検者:機器の管理者自身、または管理者が指名した人が行います。特別な資格は必要ありません。

  • 記録:点検結果は記録し、3年間保管する義務があります。

簡易点検は、専門的な知識や技術がなくても実施できるため、日常的なメンテナンスの一環として取り組むことができます。

定期点検:専門業者による点検項目と実施頻度

定期点検は、専門的な知識や技術を持った「登録者」と呼ばれる専門業者に依頼して実施します。この点検の目的は、機器の専門的な診断を行い、フロン漏えいの原因を特定し、適切な対策を講じることです。

  • 点検項目:簡易点検よりも詳細な項目をチェックします。具体的には、冷媒の漏えい検査、機器の性能評価、絶縁抵抗測定などを行います。

  • 実施頻度:原則として、3年に1回以上の頻度で実施することが義務付けられています。

  • 点検者:第一種フロン類充塡回収業者の登録を受けた専門業者に依頼します。

  • 記録:点検結果は記録し、3年間保管する義務があります。

定期点検は、専門的な知識と設備が必要となるため、必ず専門業者に依頼する必要があります。

簡易点検と定期点検の比較表

それぞれの点検の違いを、以下の表にまとめました。

点検の種類

点検者

点検頻度

点検項目

資格の必要性

簡易点検

管理者または管理者指名者

月1回以上(推奨)

運転状況の確認、目視点検、温度・圧力測定など

不要

定期点検

専門業者(登録事業者)

3年に1回以上(義務)

漏えい検査、性能評価、絶縁抵抗測定など

必要

このように、簡易点検と定期点検は、点検を行う人、点検内容、実施頻度が異なります。それぞれの点検を適切に実施することで、フロンの漏えいを防ぎ、法令遵守に繋げることができます。

よくある質問

業務用エアコンのフロン点検について、疑問に思うことはたくさんあるかもしれません。ここでは、皆様から寄せられることの多い質問とその回答をまとめました。これらの情報を参考に、フロン点検への理解を深めていただければ幸いです。

点検を怠るとどうなるの?

フロン排出抑制法に基づき、適切な点検を怠ると、法的措置の対象となる可能性があります。具体的には、以下のペナルティが科せられる可能性があります。* 罰金: 不適切な点検や点検記録の不備があった場合、最大で50万円の罰金が科せられることがあります。* 改善命令: 点検の実施状況が不十分な場合、環境大臣または都道府県知事から改善命令が出されることがあります。* 企業イメージの損失: 法令違反は、企業の社会的信用を大きく損なう可能性があります。これらのリスクを避けるためにも、フロン点検は必ず実施し、法令を遵守することが重要です。

点検費用はどのくらい?

フロン点検の費用は、点検の種類、機器の規模、点検業者によって異なります。* 簡易点検: 比較的安価で、ご自身で実施することも可能です。* 定期点検: 専門業者に依頼する必要があり、費用は高くなりますが、詳細な点検と適切なアドバイスを受けられます。具体的な費用については、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することをお勧めします。補助金や助成金制度を活用することも、費用を抑える有効な手段です。

点検業者はどこに頼めばいいの?

フロン点検を依頼する業者は、以下の点に注意して選ぶと良いでしょう。* 専門性: フロン排出抑制法に関する知識と、業務用エアコンの点検技術を持った業者を選びましょう。* 実績: 過去の点検実績や、顧客からの評価を参考にしましょう。* 対応エリア: 依頼したい機器の設置場所が、業者の対応エリア内であることを確認しましょう。* 料金体系: 見積もりを比較し、料金体系が明確で、追加料金が発生しない業者を選びましょう。インターネット検索や、地域の業者紹介サービスなどを活用して、複数の業者を比較検討することをお勧めします。信頼できる業者を見つけることが、適切なフロン点検の第一歩です。

まとめ:法令遵守と環境保全のためのフロン点検

フロン点検は、単なる義務ではありません。それは、事業者の皆様が持続可能な社会に貢献するための第一歩なのです。法令を遵守し、適切な点検を行うことは、環境保全に繋がり、ひいては事業の安定経営へと繋がります。

フロン点検は、一度きりのものではありません。継続的な取り組みが必要です。このガイドを参考に、フロン点検に関する知識を深め、実践していくことで、必ずや成果を実感できるはずです。

株式会社エーステクノでは、簡易点検のサポートができるサブスクのご紹介や、有資格者による点検を承っております。

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