仙台市のエアコン修理・工事・メンテナンス
株式会社エーステクノ

お役立ちブログ

エアコンのブレーカー容量完全ガイド!選び方から対策まで徹底解説

2025年8月8日

「エアコンをつけたらブレーカーが落ちた!」

夏場の暑い日にせっかくエアコンをつけたのに、ブレーカーが落ちてしまったら本当に困りますよね。

実は、エアコンのブレーカー容量は、快適な夏を過ごすために非常に重要なポイントなのです。

この記事では、エアコンのブレーカー容量について、基礎知識から選び方、ブレーカーが落ちる原因と対策まで、徹底的に解説します。この記事を読めば、あなたもエアコンのブレーカー容量に関する悩みを解決し、安全で快適な夏を過ごせるようになるでしょう。

1. エアコンのブレーカー容量とは?基本を理解しよう

エアコンのブレーカー容量について理解することは、安全で快適な夏を過ごすために不可欠です。このセクションでは、ブレーカーの役割や種類、アンペアとワットの関係、そしてエアコンの消費電力とブレーカー容量の関係について、詳しく解説していきます。

1-1. ブレーカーの役割と種類

ブレーカーは、電気回路に過剰な電流が流れるのを防ぎ、火災などの事故を未然に防ぐための安全装置です。主な役割は、電気の使いすぎ(過電流)や、漏電による感電を防ぐことです。ブレーカーには、主に以下の3つの種類があります。

  • 安全ブレーカー: 家庭用電気設備に広く使われており、過電流が流れると自動的に電気を遮断します。

  • 漏電ブレーカー: 漏電を感知し、電気を遮断することで、感電事故を防ぎます。人が触れる可能性がある場所に設置されています。

  • 配線用遮断器: 電気回路の保護を目的としており、過電流から電線や電気機器を守ります。

1-2. アンペア(A)とワット(W)の関係

電気の世界では、電流の強さを「アンペア(A)」、電力の大きさを「ワット(W)」で表します。これらの間には以下の関係があります。

  • 電力(W)=電圧(V)×電流(A)

日本では一般的に、家庭用電源の電圧は100Vです。したがって、消費電力(W)を求めるには、電流(A)に100を掛ければよいことになります。

例えば、エアコンの消費電力が500Wの場合、流れる電流は5Aとなります(500W ÷ 100V = 5A)。

1-3. エアコンの消費電力とブレーカー容量の関係

エアコンを選ぶ際には、ブレーカー容量との関係を考慮することが重要です。エアコンの消費電力は、冷房能力や暖房能力、運転モードなどによって大きく変動します。一般的に、エアコンには定格消費電力と最大消費電力があり、ブレーカー容量を選ぶ際には、この最大消費電力を基準に考える必要があります。

例えば、100V電源の住宅で、ブレーカー容量が20Aの場合、同時に使用できる電力は、20A × 100V = 2000Wとなります。この範囲内で、エアコン以外の家電製品(冷蔵庫、電子レンジ、照明など)の消費電力も考慮して、安全に使用できるか判断する必要があります。

2. エアコンの種類別、必要なブレーカー容量の目安

エアコンのブレーカー容量は、エアコンの種類によって異なります。窓用エアコン、壁掛けエアコン、そして最近人気のポータブルエアコンなど、それぞれの特徴と必要なブレーカー容量の目安を把握しておきましょう。適切なブレーカー容量を選ぶことで、安全かつ快適にエアコンを使用できます。

2-1. 窓用エアコンのブレーカー容量

窓用エアコンは、比較的コンパクトで設置が容易なのが特徴です。一般的に、窓用エアコンに必要なブレーカー容量は、15Aまたは20Aが目安となります。ただし、製品の消費電力によって異なるため、必ず製品の仕様を確認してください。窓用エアコンは、他の家電製品と同時に使用する場合、ブレーカーが落ちやすい傾向があります。そのため、単独のコンセントで使用することをおすすめします。

2-2. 壁掛けエアコンのブレーカー容量

壁掛けエアコンは、様々な畳数に対応しており、リビングや寝室など、幅広い場所で使用されています。壁掛けエアコンに必要なブレーカー容量は、主に20Aが一般的です。ただし、エアコンの能力(畳数)によって必要なアンペア数は異なります。例えば、6畳用であれば20Aで十分な場合が多いですが、20畳以上のリビングなど、大容量のエアコンの場合は、30A以上のブレーカーが必要になることもあります。エアコンの設置を検討する際には、専門業者に相談し、適切なブレーカー容量を確認するようにしましょう。

2-3. 選び方のポイント

エアコンのブレーカー容量を選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。

  • エアコンの定格消費電力: エアコンのカタログや製品仕様に記載されている定格消費電力を確認し、それに対応するアンペア数のブレーカーを選びます。最大消費電力も確認しておくと、より安心です。

  • 他の家電製品との同時使用: エアコンだけでなく、他の家電製品(冷蔵庫、電子レンジ、ドライヤーなど)を同時に使用する可能性を考慮し、余裕を持ったブレーカー容量を選びましょう。

  • 専門家への相談: エアコンの設置やブレーカー容量について不安な場合は、電気工事士などの専門家に相談することをおすすめします。専門家は、部屋の広さや使用状況に合わせて、最適なブレーカー容量を提案してくれます。

これらのポイントを踏まえて、ご自宅のエアコンに最適なブレーカー容量を選び、安全で快適な夏を過ごしましょう。

3. 部屋の広さ別、適切なブレーカー容量の選び方

3-1. 6畳用エアコンのブレーカー容量

6畳程度の部屋であれば、一般的に20Aのブレーカー容量で対応できることが多いです。しかし、エアコンの消費電力によっては、15Aでも問題ない場合があります。エアコンの仕様を確認し、定格消費電力と最大消費電力のいずれもが、ブレーカーの容量を超えないことを確認しましょう。また、6畳の部屋では、他の家電製品の使用状況も考慮することが重要です。例えば、同時に他の家電製品を使用する場合、20Aのブレーカーがギリギリになることもあります。余裕を持たせるために、20Aのブレーカーを選ぶのがおすすめです。

3-2. 10畳用エアコンのブレーカー容量

10畳の部屋では、6畳用よりも消費電力の大きいエアコンが必要になる場合があります。一般的には、20Aのブレーカーで対応できますが、エアコンによっては20Aを超える場合もあります。エアコンのカタログや製品仕様書で、消費電力を必ず確認しましょう。もし、最大消費電力が20Aを超える場合は、20Aのブレーカーでは容量不足となり、ブレーカーが落ちてしまう可能性があります。その場合は、専門業者に相談し、より適切なブレーカー容量への変更を検討しましょう。

3-3. 14畳用エアコンのブレーカー容量

14畳以上の広い部屋では、さらに高い能力のエアコンが必要となります。この場合、20Aのブレーカーでは容量が不足する可能性が高く、20A以上のブレーカーが必要となることが一般的です。30Aのブレーカーが必要になる場合もあります。エアコンの消費電力を確認し、ブレーカー容量が十分であることを確認しましょう。また、14畳以上の部屋では、他の家電製品の使用頻度も高くなる傾向があるため、ブレーカー容量には余裕を持たせることをおすすめします。

3-4. その他の注意点

部屋の広さに合わせてエアコンを選ぶことは重要ですが、それだけではありません。以下の点にも注意して、適切なブレーカー容量を選びましょう。

  • エアコンの設置場所: エアコンの設置場所によって、必要なブレーカー容量が変わる場合があります。例えば、日当たりの良い部屋や、断熱性能の低い部屋では、より高い能力のエアコンが必要になり、消費電力も大きくなる可能性があります。

  • 他の家電製品との同時使用: エアコンだけでなく、他の家電製品(電子レンジ、ドライヤー、電気ストーブなど)を同時に使用する場合は、ブレーカーの容量をオーバーしないように注意が必要です。消費電力の大きな家電製品を同時に使用する場合は、ブレーカー容量に余裕を持たせるか、使用する時間をずらすなどの工夫が必要です。

  • 専門家への相談: エアコンのブレーカー容量について不安な場合は、電気工事士などの専門家に相談することをおすすめします。専門家は、部屋の広さ、エアコンの機種、他の家電製品の使用状況などを考慮して、最適なブレーカー容量を提案してくれます。安全で快適なエアコンの使用のために、専門家の意見を聞くことも検討しましょう。

適切なブレーカー容量を選ぶことで、エアコンを安全かつ快適に使用できます。部屋の広さに合わせて適切なエアコンを選び、ブレーカー容量を確認し、快適な夏を過ごしましょう。

4. エアコン使用中にブレーカーが落ちる原因と対策

エアコンの使用中にブレーカーが落ちてしまうと、暑い夏を快適に過ごせなくなってしまいます。

しかし、原因を特定し適切な対策を講じることで、この問題は解決できます。

このセクションでは、エアコン使用中にブレーカーが落ちる主な原因と、それに対する具体的な対策について解説します。原因を理解し、適切な対策を講じることで、安全かつ快適にエアコンを使用できるようになります。

4-1. エアコン以外の家電との同時使用

ブレーカーが落ちる原因としてまず考えられるのが、エアコンと他の家電製品との同時使用です。特に、消費電力の大きい家電製品(電子レンジ、ドライヤー、電気ストーブなど)を同時に使用すると、ブレーカーの容量を超えてしまい、落ちてしまうことがあります。

対策としては、同時に使用する家電製品の消費電力を確認しましょう。そして、ブレーカーの容量(アンペア数)を超えないように、家電製品の使用時間をずらしたり、同じコンセントから複数の家電製品を使用しないようにするなど工夫が必要です。消費電力の大きな家電製品を同時に使用する場合は、ブレーカー容量に余裕を持たせることも検討しましょう。

4-2. 配線容量の問題

次に、配線容量の問題もブレーカーが落ちる原因として考えられます。築年数の古い家屋の場合、配線容量が現在の家電製品の消費電力に対応しきれていないことがあります。また、タコ足配線など、一つのコンセントに多くの家電製品を接続している場合も、配線に過剰な負荷がかかり、ブレーカーが落ちやすくなります。

対策としては、まず、ご自宅の配線容量を確認しましょう。分電盤に記載されているアンペア数を確認し、エアコンの消費電力と他の家電製品の消費電力を合計して、配線容量を超えていないか確認します。もし、配線容量が不足している場合は、電気工事士に相談し、配線工事を行う必要があります。タコ足配線は避け、安全な配線方法で使用するようにしましょう。

4-3. エアコン本体の故障

エアコン本体の故障も、ブレーカーが落ちる原因となる場合があります。例えば、コンプレッサーの異常や、内部の配線のショートなどが原因で過剰な電流が流れ、ブレーカーが落ちることがあります。

対策としては、まず、エアコンの異音や異臭に気づいたら、すぐに使用を中止し、専門業者に点検を依頼しましょう。また、定期的なメンテナンスを行うことで、故障を未然に防ぐことができます。エアコンの寿命は一般的に10年程度と言われていますが、使用状況やメンテナンスの頻度によって異なります。長期間使用しているエアコンの場合は、定期的な点検をおすすめします。

4-4. 対策と予防策

上記以外にも、ブレーカーが落ちる原因は様々考えられます。ここでは、具体的な対策と予防策をまとめます。

  • 家電製品の使用時間の分散: 消費電力の大きい家電製品を同時に使用するのを避け、時間をずらして使用しましょう。

  • 適切な配線とコンセントの使用: タコ足配線は避け、適切な配線容量のコンセントを使用しましょう。

  • エアコンの定期的なメンテナンス: フィルター掃除だけでなく、専門業者による点検も定期的に行いましょう。

  • エアコンの省エネ運転: 設定温度を適切に設定し、省エネ運転モードを活用しましょう。これらの対策を行うことで、エアコン使用中のブレーカー落ちを効果的に防ぐことができます。

ブレーカーが落ちる原因を理解し、適切な対策を講じることで、エアコンを安全かつ快適に使用し、夏の暑さを乗り切ることができます。万が一ブレーカーが頻繁に落ちる場合は、専門業者に相談し適切なアドバイスを受けることをおすすめします。

5. エアコンの省エネ対策でブレーカー落ちを防ぐ

エアコンの消費電力を抑えることは、ブレーカー落ちを防ぐだけでなく、電気代の節約にもつながります。ここでは、エアコンの省エネ対策として、すぐに実践できる3つのポイントを解説します。

5-1. 適切な設定温度

エアコンの設定温度は、消費電力に大きく影響します。冷房時は設定温度を1℃高く、暖房時は1℃低くするだけでも、消費電力を大幅に削減できます。環境省では、冷房時の室温を28℃、暖房時の室温を20℃を目安として推奨しています。無理のない範囲で設定温度を調整し、省エネ効果を高めましょう。設定温度の調整に加えて、扇風機やサーキュレーターを併用することで、さらに効率的に冷暖房を行うことができます。

5-2. フィルター掃除の重要性

エアコンのフィルターはホコリやカビが付着しやすく、目詰まりを起こすと冷暖房効率が低下し、消費電力が増加します。定期的にフィルター掃除を行うことで、エアコンの性能を維持し省エネ効果を高めることができます。フィルター掃除の目安は、2週間に1回程度です。掃除機や水洗いなどで、フィルターの汚れを取り除きましょう。フィルターが綺麗になれば、エアコンの風量も回復し、快適性も向上します。

5-3. 運転モードの活用

エアコンにはさまざまな運転モードがあります。これらの運転モードを適切に活用することで、消費電力を抑えることができます。例えば、自動運転モードは室温に合わせて自動的に運転を調整するため、無駄な電力消費を抑えることができます。また、省エネ運転モードやおやすみ運転モードなども、消費電力を抑えるのに役立ちます。これらの運転モードを積極的に活用し、状況に合わせて使い分けることで、効率的なエアコンの使用が可能になります。

これらの省エネ対策を実践し、ブレーカー落ちを予防しましょう。

6. 安全にエアコンを使用するための注意点

エアコンを安全に使用するためには、日頃からの注意と専門家への相談が不可欠です。ここでは、安全なエアコンの使用のために、具体的にどのような点に注意すべきか詳しく解説します。

6-1. 定期的なメンテナンス

エアコンを安全にそして長く使い続けるためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。メンテナンスには大きく分けて、自分で行うものと、専門業者に依頼するものがあります。

  • 自分で行うメンテナンス: フィルターの掃除は、2週間に1回程度を目安に行いましょう。フィルターにホコリが詰まっていると冷暖房効率が低下し、消費電力が増加します。掃除機や水洗いで、フィルターの汚れを取り除きましょう。また、室外機の周りに物を置かないようにしましょう。室外機の熱交換を妨げると、運転効率が低下する可能性があります。

  • 専門業者に依頼するメンテナンス: エアコン内部の清掃や、冷媒ガスの補充などは、専門業者に依頼する必要があります。1~2年に1回程度の頻度で、専門業者による点検を受けることをおすすめします。専門業者による点検では、エアコン内部の汚れの除去、部品の劣化チェック、冷媒ガスの漏れチェックなどが行われます。これらの点検を行うことで、エアコンの故障を未然に防ぎ、安全に使い続けることができます。

6-2. 専門業者への相談

エアコンに関する疑問やトラブルが発生した場合は、専門業者に相談することも重要です。専門業者には、エアコンの設置工事、修理、メンテナンスに関する専門知識があり、適切なアドバイスを受けることができます。

  • 設置工事: エアコンの設置工事は、専門業者に依頼しましょう。専門業者は、部屋の広さや間取り、電源容量などを考慮して、最適なエアコンを選び、安全に設置してくれます。自分で設置することも可能ですが、専門知識がないと、配線ミスや、設置不良などによる事故につながる可能性があります。

  • 修理: エアコンが故障した場合は、自分で修理しようとせず、専門業者に修理を依頼しましょう。自分で修理しようとすると、感電や、さらなる故障につながる可能性があります。専門業者は、故障の原因を特定し、適切な修理を行ってくれます。

  • メンテナンス: エアコンのメンテナンスに関しても、専門業者に相談することができます。専門業者は、エアコン内部の清掃や冷媒ガスの補充など、自分ではできないメンテナンスを行ってくれます。また、専門業者に相談することで、エアコンの寿命を延ばし、安全に使い続けることができます。

安全にエアコンを使用するためには、日頃からの注意と専門業者への相談が不可欠です。

定期的なメンテナンスを行い専門業者に相談することで、エアコンを安全に、そして長く使い続けることができます。

7. まとめ|エアコンのブレーカー容量に関する疑問を解決!

エアコンのブレーカー容量に関する疑問は解決できましたか?この記事では、エアコンのブレーカー容量の基礎知識から、種類別の選び方、ブレーカーが落ちる原因と対策、省エネ対策、安全な使用方法まで幅広く解説しました。

適切なブレーカー容量を選ぶことで、安全にエアコンを使用し、快適な夏を過ごすことができます。

また、省エネ対策を実践することで、電気代の節約にもつながります。

この記事が、あなたのエアコンに関する悩みを解決し、快適な生活を送るための一助となれば幸いです。

ぜひ、今回の内容を参考に安全で快適な残りの夏をお過ごしください!

株式会社エーステクノは仙台市でエアコンの販売・サービス・施工・修理・メンテナンスをおこなっています。
エアコンに関してのお困りごとがございましたら、お気軽にお問い合わせください。